岐阜旅行記〜下呂・白川郷・高山〜
今更だか、2月に行った岐阜旅行の話を書いていきたい。
仕事でありえないミスをした自分は上司に
「少し疲れたので、休暇を下さい。」
と願い出て、気分転換がてら二泊三日の旅行に出かけることにした。
日本各地の温泉に行くことが名目上の趣味であったため、比較的近場で、有名な温泉はどこかと探したところ、岐阜の下呂温泉が日本三大温泉に挙げられていることを知り、下呂温泉に訪れてみたいと思った。
また、以前読んだ森見登美彦の「夜行」という作品の中での奥飛騨の温泉郷や高山の町並みの描写が非常に心惹かれるものであったため、高山にも行ってみようと思い、岐阜旅行を決意した。
自分は新潟に住んでいるので、岐阜へは一度富山まで高速バスで行き、そこから名古屋行きの特急列車に乗り継いでいくことになった。
まず、富山まで高速バスで3時間半のり、ワイドビューひだに乗車。下呂へはそこから2時間半の道のりである。
下呂へは16時頃に到着。
温泉街は駅の反対側にあるようで、橋を渡った先にあった。
なるほど、風情ある温泉街だ。枝垂れ柳がいい味を出している。
チェックインまで時間があったので、その辺をぶらぶら歩くことにした。
かえる神社といったいかにも観光向けに作ったような神社を参拝したり、
温泉博物館のグイグイ絡んでくる館長に圧倒されながら、浮世絵の重ね刷りを体験したり、
温泉寺からの景色を眺めたり、
なんてしたら、もう夕方。
宿にチェックイン。
日本三大温泉の下呂温泉とはどのようなものか、と楽しみにしてたら、案外普通。
ならば、ホテル自慢の屋上露天風呂とやらに入ってみようとしたが、なんか錦鯉を出荷する時に使うタライにお湯を入れたみたいな外観で、ゲンナリ。
しかも、熱すぎて入れない。
でも、入らないと寒い。
一休みした後、散歩に出かけることに。
日が落ちてからの温泉街はより一層風情あるものに。
一通り散歩を楽しんだ後、再度温泉に浸かり、この日は終了。
下呂駅前から高速バスに乗り、高山経由で向かうことに。
白川郷に着いたら、大雪。
見学可能な民家は外観だけでパス。寒い。
外国人観光客が多く、名物のコロッケを食べながら、見学してた。
村全体を見渡せる展望台へはバスで向かう。
結構な距離で、最初は歩いて行こうと考えていたが、バスに乗って正解だった。
着いたら絶景。
期間限定で民家がライトアップされるらしいが、大混雑だという。
確かにライトアップされたら、幻想的な光景となり、より一層の感動が味わえるだろう。
高速バスに乗り、高山まで戻ってきた。
古い街並みだが、味わいがある。
ここでも外国人観光客が大勢訪れていた。
また食べ歩きが有名らしく、みたらし団子を買ってみた。味は普通。
その後、高山祭屋台会館を訪れる。
同じく一人旅をしていた大阪の学芸員のおっさんと一緒に周る。祭はとても盛り上がるので、是非一度見てみるといいと勧められた。
この日はここまで、ホテルで一泊。
最終日、高山陣屋を訪れる。
展示されている拷問具とか、訴状が却下されて打首や磔を言い渡されたものとかを見るとわくわくするのはなんでだろう。
その後は浮世絵博物館画侖へ。
10時の会館時間を過ぎても全く開かない。
ルーズな博物館だな、と思いながら、11時頃まで待って入館。
浮世絵のことは全く分からないが、色彩鮮やかに描かれており、なんか感動した。
3Dの浮世絵体験が有名だと聞いていたが、実際はゴーグルをつけて風神と雷神と龍が飛んでる様子をみるだけで、中身がないものだった。
正直、なくていい。
これにて岐阜旅行は終了。
ちなみに、帰りの富山駅でブラックラーメンとやらを食べたが、一杯食べただけで高血圧になりそうなぐらいしょっぱかった。しょっぱ過ぎて味分からん。